お花見

お城が見えます。

画像は、今度の仕事場のまん前。上のほうに、お城も写ってるけど、見えにくいな。白鳥やら、他にも鳥がいたり、景色のきれいないい所。
会議の後、お花見もしてきた。まだ5分咲き。でも、平日だというのに、たくさん人がいて、賑わってた。平均年齢は高そうだったけど。あ、でも、小学生なんかも多かったな。
ああ、観光地に住んでいるんだなー、と久しぶりに実感。いい所に住んでるんだ。



その帰り、買い物ついでに、駅前にできたというパソコン教室を偵察に行ってみようとぶらぶらしていたら、元彼にあった。“元彼”なんて言い方もされてなかった、はるか昔に付き合ってた人。うちの父親に、初めて「結婚させてください」と言いにきた奇特なオトコ。13年前のちょうど今頃、高校を卒業して就職してすぐだったなー。なつかしい。
小さなまちでも、出会うことは少なくて、前に会ったのは、たしか3年くらい前。子供が生まれたばっかりとかで、ドラッグストアで赤ちゃん用の麦茶を買ってた。
今回は、その子をだっこしてて、ウチに「ママね、いまね、はいしゃしゃん。」「でも、もう、おわったんよ。」なんて、話しかけてくれて、かわいかった。「歯医者さん?お迎えに行かんとねー。」などと答えると、にっこりと嬉しそうにしてた。お父ちゃんと遊ぶの飽きてきた頃だったのかな。やっぱりママが一番なんだろうな。


本当に、すごくすごく好きだったけど、子供の恋愛だし、この人とは、こうやって何年かに一度くらい、まちで偶然出会う程度がちょうどいいってことだったんだろうなーと思う。10分、話したか話さないかくらいだったけど、今度は、いつ会うかわからなくても、さみしくないし。毎日毎日、同じ教室で会えてたのに、あの頃は、毎晩でんわしながら、会いたい会いたいと言って泣いてた。メールもないし、家の電話で、母親に怒鳴られながらも、ずーっと。
お互い大人になって、何のわだかまりも、かといって下手なトキメキなんかもなく、ただただなつかしい気持ちになれる嬉しい存在になれていてよかった。
別れてからも、いろいろ迷惑かけたけど。そういえば、別れてしばらくした頃に、偶然、飲み屋で酔っ払ったうちの父親に出会い「お前がしっかりしててくれんから」と、泣きつかれたことがあったらしく。チンピラと同棲してたとき。父親が飲めないことも知っていたから、親をあんな風にしたらダメだと、この人から聞いて、家に帰る決意をしたんだった。この人は、うちらが付き合い始める少し前に、お父さんを病気で亡くしてて、大事にできるうちに大事にしなきゃダメだ、と。思い出せば、思い出すものだな。13回忌も、とっくに過ぎたってことか。おばちゃん元気かな。



なんて、てるおさんに話してみたり、暖かな日だった。