でも止まらない

追われている。時間に追われ、仕事に追われ、借金に追われ……。せつないなあー。逃げ切れない。余裕がない。やりきれない。ないないない。
はあぁぁ……。
てるおさんとも、どうもうまくいかない。それも、やっぱりこちらに余裕がないのが原因なんだろうけれど、ここがうまくいかないと、どうしようもなくなってしまう。
連休中とはいっても、仕事がらみの私用(勉強会とか試験とか)がわりとぎっしり詰まっていて、会社とも電話かメールでほぼ毎日やりとりしてるし、まったくの休暇という感覚ではない。それでも、仕事が入っているときに比べれば、家にいられる時間も長いし、今のうちにしておけることをしておかないと……と、あれこれ手をつけてしまい、追われ追われになってしまう。つまり、要領が悪い。そして、こなしている物事が、「やりたい」じゃなくて「やらなきゃ」になってるのが、しんどい。お団子たちが、唯一の救い。ありがとう。泣ける。
でも、追われていると、家事がはかどる。なんだ? あまのじゃくか? 他にやらなきゃいけないことが山ほどあるにもかかわらず、いつもやらないくらい、床やらシンクやら溝やらテーブルやら、とにかく磨く。無心になれるのがいい。そして、つかえているものが取れる感じがする。浄化された感じ。……一時的に。
はあぁぁ……。
いかん、いかん。すべては、てるおさんだ。どうにかしなくては。
今までにだって、恋愛でうまくいかなくなったことなんて、数えきれないくらいあるし、ひどい扱いを受けたことも、傷ついたこともあるけれど、んんんんん、違う。根本的なところが違いすぎる。
世界一の相性だと思っているから、だから、それが崩れてしまうと、自分自身さえも、もう崩れてしまう。縁石の上を歩いていて踏み外すのと、200階建てのビルの屋上から突き落とされるのくらい、違う。無理。
はああああああああああああああ。たすけてくれー。
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怒りの感情があることを、認めるのもいや。それで、なんでもないふりをしているけれど、お互い隠しているのはバレバレだから、よけいにギクシャクする。
いやになるくらい似ていて、それこそがもめる原因でもあるのだけど、それで救われることもある。相手の欠点は、そのまま自分の欠点でもあり、だからわかってる。頭では。
昼休みに、また家に帰ってきた。スパゲティをつくってあげた。「一日中そうじしよるん?」「そんなこともないよ。勉強したり。本読んだり。いろいろしよる」「ふーん」「眠い?」「うん。昨日眠れんかったもん」「そうよね。ごめんね」素直に謝ってみた。謝られた。それでお互いのわだかまりも消える。許すことにしたら、許してもらえた。もっと早くそうできればいいのに。やれやれ。
自分でいうのもナンだけど、二人ともが、まじめすぎるんだと思う。家にいても、考えるのも話すのも、お互いの仕事のことばっかり。でも、いい。今しかできないし、今するべきだと思うから。悔いの残らないように、全力を尽くしたい。その、よろこびもつらさもわかっているんだから、お互いで支えればいい。そうしよう。ふう。
ヨガでも再開しよう。