お手伝いさん

月水金と、お掃除のお手伝いさんが来てくれることになった。去年、来てくれていたお料理のお手伝いさんにも、復帰してもらおうかな。どちらも妹。出不精で、面倒くさがりで、だらしない姉のために、あれこれと世話を焼いてくれています。ありがたや、ありがたや。
今日も、末の妹が来ていた。トラも、この子にはすっかり気を許したようで、目の前でゴローンと転がったりまでしていた。
昨日は、てるおさんのママが、太刀魚をお刺身にして持ってきてくれた。もうひとつ袋をくれて、「こっちは、ぶつ切りにしてあるから、フライパンで焼けばいいだけよ」と。てるおさんのパパが釣った太刀魚。美味しかった。ぶつ切りのほうは、今日、焼いてみるつもりの予定。……や、焼くよ、焼きますよ、ちゃんと。
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その昔、かれこれ四半世紀ほど前のちよちゃんは、わりと優等生だったので、「できない」が言えなかった。弾けもしないのに、お別れ会でのエレクトーンの伴奏役を引き受けたり、書道でも絵画でも一番上手、算数も国語も一番できると思われていたかったりした。両親の前ではいつもいい子で、丁寧な言葉遣いをしていたけど、実は、学校では、自分のことを「俺」と呼び、男子とも対等に喧嘩して、ガキ大将を泣かせもした。
喘息持ちで、しょっちゅう学校を休んでいたけど、か弱いと思われるのが、すごく嫌だった。強くなりたかった。男の子になりたかった。スカートは大嫌い。ジーンズか、ジャージしかはかなかった。
そのうち、体も人並みに強くなって、今度は、ブリブリの女の子になりたくなった。
それにも飽きてきて、御多分に洩れず自分探しを始めたとき、どうなりたいかがわからなくなっていたので、できないことと、したくないことを大袈裟なくらいに公言して、消去法でいこうと思いついた。
今は、楽ちん。
こんなこと書きたかったんだっけ?