もとどおりの日々

退院して1週間が過ぎた。最初の診断のとき、「2週間でも、3週間でも延ばせれば……」と言われていた目標をクリア。次の目標は、34週。あと、1週間。できれば、38週過ぎまでもたせて、早期産あつかいでなくなるといいなあ。入院している間、栄養バランス完璧で、しかも、かなりのボリュームの食事を3食きっちりいただいていたおかげで、すっかり太ってしまった。もともとそれほど動いていなかったけど、まったく動かないのにあの食事じゃ、かえって体に良くないんじゃないかと思うほど。家に帰って、また粗食に戻ったので、少しは落ちたかも。量ってないけど。
お団子たちの反応は、思ったとおりだった。ユウは、何事もなかったかのようにウニャーンとないて、ゴロゴロいいながら、すりすりっと出迎えてくれた。いつもどおりのご機嫌さん。トラは、案の定さささささーっと逃げていって、ちゃぶ台の下に隠れたので、「とっくん! かかだよぅ!」と、近づいていくと今度はベッドの下に隠れた。でも、なんとなく気づいているみたいだったので、ベッドの横で手をひらひらさせて待っていると、すごーく警戒しながらも、手をくんくん嗅いで慎重に嗅いでみたあと、すりりーんと寄ってきて、あとはもうユウもトラもベッタリ。
うちのWホワイトは、予想内です(ソフトバンク愛用者)。

いい経験だった。特別なものはなにもない我が家だけど、どれほどこの家が落ち着ける場所かあらためて痛感した。ひいぼうにも、「我が家」をそういう場所だと思ってもらいたいし、空気のように知らず知らずにでもいいから、安らぎをあたえられるようにしたいと思った。
それから、てるおさんは、頼りになることもわかった。なんて、あえて言えば言うほど、失礼かもしれないけど、本当に、支えてもらっているなあと実感した。お団子たちに関しては、てるおさんじゃダメなこともある。たとえば、ユウもトラもほんのちょっとだけどアレルギー気味なので、目や鼻のおそうじは手伝ってあげたほうがいいことがある。少なくても1日1度はキレイにしてあげていたのだけど、てるおさんがやってあげようとすると、嫌がって全然できなかったらしい。つめきりなんて、とんでもない、と。わたしだと、いつも気持ち良さそうにしている。キレイにしているときも、つめを切っているときも、ゴロゴロゴロゴロいっている。自分の存在価値もわかった。いろいろ発見があってよかった。