授かりもの
子供のいないウチらにとって、正直その話題になるのは気にするまいと思ってもなかなか難しい。どちらの努力もしていない。避妊するわけでもなく、不妊治療*1をするわけでもなく。
子供というのは、できるものでも、ましてや作るなんてものでもなく、授かるものだ。二人の考え方。夫婦二人でも幸せ。子供がいるのも幸せ。どちらがどのくらい幸せなんてことはない。自然に授かれば、ありがたく育てていこう、というもの。
最初の1、2年はあまり深く考えずに素直な気持ちで子供のいる生活を想像したりもしていたような気がする。今は…わからなくなってきた。「子供はまだ?」「作らないの?」「可愛いのにー」「将来(老後)どうするの?」「○○医院は良いみたいだから行ってみたら?」「早くできればいいね」という全く悪意のない苦しい言葉をかけられることから逃げたい気持ちは強い。そんな気持ちで子供を生んでいいものだろうか。
事実婚を理解できない人にとっては、子供を作る気がないから入籍をしないんだろうと思っていることも多いようで。そこで『たとえ妊娠したからといって籍は入れません』発言をすれば、またバカなことを!!と思われる。子供がかわいそうじゃないか!と。本当にそう思うなら、そんな紙っきれ上の文字の違いで起こる差別や偏見を撤廃する運動に力を注いで下さい。と言いたい。本当にバカなのはどっちだ?
ウチは法律婚をしている人たちを非難したりはしない。けど、法律婚以外を認めない人たちのことを、理解しようとは思えない。同じように、子供のいる家庭を非難したりはしない。けど、子供のいない家庭を認めない人たちのことを、理解しようとは思えない。私たちを欠けている人間だと非難するのはもうやめてくれませんか。
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どうやら、貼り付けてくださったようです。ありがとうございます。
http://d.hatena.ne.jp/pixybadgerl/20040806#1091785025
読んで感想を持ってもらえたと思うと浮かばれます。
実は少々ネガティブになりながら書いてた。昨日はふとしたきっかけからこの話題になり、オイオイ泣きながら「死んでしまいたい」と言って夜中遅くまでてるおさんを困らせてしまった。泣き始めたらマイナス思考にも加速がついて止まらなくなってしまい自分が本当は苦しかったんだと思い知らされた。
でも、わかってくれる人がそばにいるというのは、本当に幸せなことだと改めて実感。つらい事がなければ気付かずにいたかもしれないし。どんなことがあっても二人でずっとやっていこう。