要は好感度

この前、ぐだぐだと書いてみた『YESプログラム』のことなんだけど、認定基準ってものが、領域別にわけて細かく書いてあるのがあって(参照:PDF 12ページ〜15ページ)、ちょっと確認をしていたら、まあ、あれもこれも、いろんなことを ちゃんと できないといけないことになってる。そりゃ、できたらできたほうがいんだろうし、企業としては使いやすいんだろうけど、言わせていただけるなら(言えませんが)、その中の「組織状況を理解し、円滑な人間関係に努めながら組織にとけ込むことができる。」と、「組織における自らの職務や立場を理解している。」と、「話し方・聞き方のコツをつかみ、相手から好感のもたれる対応ができる。」の3つの能力さえあれば、他はできなくても生き残っていけるとすごく思う。


というのも、先日スーパーで買い物をしたとき、レジの“実習生”とバッチをつけた女の子が、ウチの焼き鳥を買い物カゴの中にばらまいちゃったのですよ。で、お客様(ウチ)に謝ることもなく、レジバックの担当の人を呼んで、「焼き鳥がぁぁ・・・。えへへ。」とか言っちゃってるから、ウチもそこで気づいて、あらあら、と思っていたのだけど、あの子なんて、たぶん日頃から円滑な人間関係を、知らず知らずだとしても築いていて(レジバック担当者との接し方)、ちゃんと組織にとけ込んで、自分の立場(にっこり笑って許されるキャラと、最強の“実習生”バッチ)を充分理解したうえで、相手から好感のもたれる対応(最後の最後に、「すみませーん」と言うなど)もちゃんとできているので、あと1年はそれでやっていける。あとは、1年ごとくらいに、キャラの更新をちょっとずつしていって、そのままカワイイおばあちゃんになっちゃえばいいんじゃないかと。


あくまでも、自然にできなければ意味がないわけで。頭で考えたり覚えたり思い出したりしてたらダメだと思うのでありますよ。「訓練では、こう習いました!」とか言っちゃうのが一番イタイ。ほんと、それだけが心配なんだよ。真面目な人ほどさ…。
取り越し苦労でありますように。