決意

よく読み、よく書き、よく計算しているので、脳が活性化してる気がする。今は、簿記。自分としては既に理解していることだから、最近話題の、簡単な問題を解くことで脳力を高める、とかいうのと、同じ効果かも。いい感じ。
これまでの人生は、割と否定されることが多かったと感じてる。他の人の感情の平均などはわからないから、比較はできないけど、自分の感覚として。いつも、わかってもらえなかったり、訂正させられたり、修正されたり。一番いやな感情だと思う。力の差で、反論できなかったりしたらなおのこと。
だから、今は、立場が立場なだけに、できるだけ否定しないでいたいなあーと、強く思う。答えが間違っていたとしても、どうやって導き出したかを聞いて、合っている部分を汲み取って「OK!そこがわかっていれば大丈夫。」と言ってあげたい。これまでの経緯についても、そう。
失業者 求職者が対象だから、当然、会社を辞めた経験のある方ばかりで、中には、前向きでない退職、不本意な退職をせざるを得なかった方もいると思う。実際には、ウチのところまで情報はこないから知らない。でも、雰囲気で受信してしまうときもある。
そんな中、退校希望の申し出があると、さすがにガーンとなった。ガーンよりは、グサリのほうが近いか。初体験。「就職活動に専念したい」という言葉には、痛いほどの重みがある。ウっとなったけど、続けていただくように説得をしなければいけない立場であり、本心でも、ぜひ考え直していただきたかった。なんなら、利用してもらってもいい。 就職が決まるまででも(本当は、あまりよろしくないので口には出さなかったけど)。
簿記の難しさに、打ちのめされてしまったらしい。今まで全く関わりがなければ、そして、ある程度の年齢になってからでは、それはそれは難しいだろうというのは良くわかる。事実、男性ならば尚更、3級程度の資格を取ったところで就職に結び付くかといえば・・あまり期待できない。
話し合った。力になりたいという気持ちは、伝わったようだった。自分のペースでも構わないから、どうか諦めることだけはしないでほしい、と。翌日、もう一度たずねてみたら、続けていく気持ちになれたとのことで一安心。
カルチャースクールではなく、職業訓練を担当しているという責任を改めて感じた。どんな仕事でも責任はかかってくるけど、もしかしたら、ウチの一言にその人の今後の人生がかかってしまうかもしれない。適当な気持ちじゃ、請け負えない。キンパチのようにはいかないにしても(お相手は大人だし)、熱心であることを恥じないような人間でいたい。皆さんの一生懸命な姿に日々感動してしまう。きっちり応えなくては。押忍。
−と、きっと難しい顔をして考え事をしながら歩いていたら、寄らなきゃいけなかった郵便局の前を素通りしてしまうような、こんなアタイだけど、この気持ちを忘れないように記録。