9時起床。今日は、特別科目の為、お休み。土日であんまりリセットできなかったから、今朝は、ゆっくり寝た。午後からは、じっくりみっちり片づけをするつもり。
また、今週末は、バタバタとしそうなので。てるおさんのじいちゃんの一周忌です。まずは、そういう決まりになってるからするというようなのが嫌ではあるけど(年に何度も会話の中に出てきて、その度に思い出しているから、わざわざ決まりを作ってくれなくても、ちゃんとずっと心の中にいるのに・・と、思う。)、それ以上に、ウチのことを「本家の長男の長男の嫁」とみんながよんで、あーだこーだ言われるのが嫌で、1ヶ月くらい前から、憂鬱。
うそ。本当は、もうあんまり気にしてないんだけど、たしか四十九日のときに、なんでもない濃いグレーのスカートと、背中のアキがちょっと広めの黒いカットソーという格好をしていたら、呼び出されて「ちよちゃん。あんたは、本家の長男の長男の嫁なんだから、もっとちゃんとしなきゃダメでしょう?わかるでしょう?」と、本家の長男(てるおさんのお父さん)の妹軍団に言われたので、さてと、何を着て行こうか、と。
てるおさんには姉ちゃんがいて、ウチより3つほど年下なんだけど、これがまた気の利くいい娘で、ちゃきちゃき全部やってくれるから、そこで、ウチがぼけーっとしてると、またその軍団(姉妹で5人いる)に呼び出されて「嫁にいった者にやらせるとは何事か!あの子は、もう、よそのもんなの。あんたがやらないでどうする?」と、言われる。(そんなこと言ったら、あなたは、とっくの昔によそのもんになったんじゃないんですかー?口出ししないで下さーい!と、思うのは、間違いでしょうか・・・。)
いや、いいんだけどね。いいのよ、別に。そりゃ、気は利かないけど、言ってくれりゃ、それなりに働く気ではあるよ。本当は、「飲みたいもんは、手酌で飲めや。」と思ってるけど、注げと言われれば、注がんことはないよ。重たいものは、男が運べばいいんじゃないの?という素朴な疑問も胸にしまうよ。みんなで集まってるんだし、皆さんは、もうお年ですし、比べれば、まだ若いですし、なんぼでも働きますけれど、「本家の長男の長男の嫁」だからやって当然、というのが、ちょいと気分を害するのですよ。
  俺は、嫁じゃねー!他人じゃ、ボケ!!
と、叫んでしまうやもしれません。そのフレーズさえなければ、全然かまわないんですけど。姉ちゃんや、てるおさんには、「すまんね。」「ありがとうね。」「あんたは、座っとき。」などの声がかかるのさ。なんじゃそら。
そして、そんな環境(大量の小姑&口の辛いばあちゃんもバリバリ)で、長年を過ごしてきているお母さんは、こっそりと「座っとっていいよ。」と言って、隠れ場所を用意してくれたりして、休ませてくれる。お葬式のとき、3日くらい寝てなかったときは、さすがに少し休ませてもらったけど、半日くらいなら大丈夫だから、その優しさだけもらって、働くのです。奴隷のように。どうせ、すぐに「長男の嫁はどこいったー!?」と、大声が聞こえてくるんだし。
でも、余計な紛争をひかえたいお母さんは、てるおさんに髪を切れとしつこく言ってる。たしかに襟足が伸び気味かもしれないけど、田村正和だと思えば短いほうだよ。ずっと休日出勤でたぶんこのまま切りに行けないてるおさんと、それっぽい服を買えずにいるウチとで、同盟を組んだ。誰かに何か言われたら、自分で言うといいわけになるから、横からフォローを入れる、という。助け合いの精神。立派な夫婦愛だ。それが夫婦でしょ。・・・まあ、嫁になりきってあげようぞ。
覚悟を決めつつも、ずっと出しそびれてる『引っ越しました』のハガキを、ちゃんと苗字からの連名で書いて、直前に届くように発送してやろうか、などと考えてしまう、穏やかな休日です。