記憶の片隅

1階さんのこどもちんが、「カメラじゃなくてコッチ来〜て!!」と、何度も叫んでいたのが妙に印象的だった今朝。
お父さんにしてみれば、何かを見つけて、夢中になっている姿を残したかったのだろうけど、こどもちんからすれば、そんなことより一緒に体験することのほうが大事で、「おとうさん、なにやってるの(怒)!」って感じだったんだろうな。
昔、小さい頃に住んでいたところの近くに、大きな滑り台のある公園があった。父親が、たまに車で連れて行ってくれるその公園が、ウチはとても好きで、今でもよく覚えてる。どのくらい遠かったのか、それとも近かったのか、ずいぶん離れた場所に引っ越してしまった今となってはわからないけれど、今度はいつ連れて行ってもらえるかなぁと、楽しみにしていた記憶がある。きっと、写真はない。そこは、近所の歩いていける公園よりは大きいんだけど、遊園地というわけではないから、たぶん、大人からすれば、カメラを持っていくほどのイベントではなかったのだと思う。だからこそなのか、すごく「一緒に遊んだ」という思い出が強くある。
忘れることはないだろう。と、久しぶりに思い出した。たとえ、記憶自体が消えてしまったとしても、父親が、母親が、自分を大切にしてくれたという感覚は、おじいさんとかになっても*1消えることはない。

*1:身内では、バカウケのはずのおきまりギャグ。一応、ウチは女なので、おばあさんとかになる予定です。