命の話

今日は、実家でみんな集まってすき焼きでした。私には、ずいぶん年の離れた妹がいます。四姉妹で、私が1番上です。その妹が、めでたく身ごもったので、お祝い 兼 激励会といったところ。私が、中学2年生になる少し前に、彼女は生まれました。3人目の妹は、まさに目の中に入れても痛くないと思えるほど、愛おしく、また、どこかはかない存在でした。年老いた両親に、もしものことがあれば、私がこの子を守っていこう。子供ながらに、そんなことを考えたこともありました。授業参観にも何度か行きました。末の子に甘い両親に代わって、躾と称し厳しい言葉を発してしまい後悔したこともありました。一人暮しを始めようと思った時も、彼女との関係が、きょうだいとして、もろくなってしまうのではないかと、それだけが悩みの種でした。小学校の卒業式では、どこのご両親よりも先に「大きくなって…」と、おいおい泣きました。四姉妹の中でも、1番タイプが似ていて、恋愛の仕方や、洋服の趣味だけでなく、親や学校の先生に叱られるポイントまでもそっくりでした。そんな彼女も、いつの間にか私よりもしっかり者になっていて、ルーズな私が注意されたり、私が知らないことも知っていたりするようになっていました。そして、お母さんになりました。まだまだ未経験なことが多いこと、未成年であること、そして、未婚のままであることなど、心配せざるを得ないことはあるけれど、みんなでがんばって、みんなみんなで幸せになっていこうね。の、すき焼き会でした。誰も何も語らず。いつも通り他愛もない話しで大爆笑しながら、もりもり食べてきました。でも、みんな同じ気持ちでつながっていました。安心してね、新入りちゃん!みんな楽しみに待ってるよ。