支え

自分が病気になるほうがラクだと考えてしまうのは、健康だからこそなのか。
先週、てるおさんの体調不良で病院へ行った。胸が苦しいとか、息ができんとか言う。仕事柄、肺を悪くする可能性が低くない気がして(予防はしているらしいけど)、実は、かなり心配だった。
お酒もタバコもやめたかわりに、運動もやめて、仕事漬けになって、食事は仇のようにとるので、けっこうな肥満体型になって、ストレスもなくはないだろうし、若いからといって、油断はできないよ。
と、不安をあおっていても仕方がないので、検査をしてもらいに行くことにした。血液検査・心電図・レントゲンなどなど。待っている間、「「奥さん、ちょっと」て呼ばれて、「本人には、言いにくいのですが……ただの肥満ですよ、アレ」とか言われたら帰るよ」とか、レントゲンとる前も、「てるおさん! ここに注意書き! “妊婦または妊娠の可能性のある方は、申し出てください”だって」とか言ってたけど、本当は、けっこう緊張してた。
自分のほうがラクだと思った。
休日診療だったこともあって、救急の患者さんを優先されて、かなり待った。3時間弱。先生、本当のことを教えてください。「えーと……ちょっと便秘気味ですか」ヘー。ヨカタネー。オメー、アセッカキナンダカラ、水ノメヨ、水。