信頼とコミュニケーションについて

私の経験から言えば、誰しも「原則」に立脚した人生を送っている人を本能的に信頼します。自分の生活の中における長期的かつ有意義な人間関係を振り返ってみれば、すぐに実証できることでしょう。信頼と比べればテクニックは枝葉末節に過ぎません。それは長期において、信頼とは個人の人格に深く根付いた信頼性の結果だからです。信頼感が深まっているとき、コミュニケーションの苦労はなくなり、自分の意志が瞬間的に相手に伝わるようになります。多少言葉を間違うことがあったとしても、相手は言いたいことを理解してくれるでしょう。しかし、信頼がくずれているとき、コミュニケーションは我々の時間とエネルギーを浪費させ、意志疎通が極めて困難なものになります。


7つの習慣-成功には原則があった!より

うまくしゃべろうとする前に、まず、信頼を得られるように日頃から心がけるべし。
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昨日、プロフェッショナルという番組で、将棋の羽生さんが出てた(こちら)。見入ってしまった。天才すぎて、まったくわからない世界だけど、とにかくすごい人だ。リンク先のページには、書いてなかったけど「常識破りの一手」を指すのに30分考えた、と。30分て……相手の森内さんも、やっぱりすごい。すごすぎるよ。
羽生さんは、プロフェッショナルとは、揺らぎない人だと言った。
それは、信頼につながると思った。というか、そうでないと信頼は、されない。信頼されていなければ、なにをどんなにもっともらしく語ったところで伝わらない。
そういうことかあ!
ここ数日、意見交換のために社長と長い長いメールでやり取りをしてきたけれど、いまいちトンチンカンな返事しか来ないのは、お互いに信頼がないからという以外考えられなくなってきた。言葉を、いくら慎重に選んでも、ダメなものはダメだ。努力だなあ……。