ただのタイピング練習

はてなタイピングを効率よく学びたいという内容の質問があって、つい血が騒いでしまった。
ちょっと、知ったか振ってみようと思う。お金をかけず、効率よく上達する方法。一応、本職だけど、ほとんど、まるっきり初めてという人にしか教えたことがないので、これまで自己流である程度やってきた人にとって、果たして効果があるものなのか、どのくらい効果があるのか、誰か実験台になってくらさい。

1.キーボードは見ない
タオルをかぶせるなり、紙でおおうなり、とにかく強制的にキーボードが見えない状況をつくって、徹底する。それで、どうやって覚えるのかというと、こんなのを使うのです。「タイピングマスターするまでキーボードはっとけ!」すばらしいキャッチコピーだと思う。画面にキーボードが貼りつくので、ひたすら画面を見て、入力できます。とにかくキーボードは見ない。どんなタイピング練習用ソフトを使うにしても、これを守らなければ、いつまでたっても上達はしないです。
2.体で覚える
目で見て覚えるのではなく、指に動きを覚えてもらわないといけないので、必ず同じ指を使う。いつもちゃんと同じ指で打っていれば、考えなくても『さ』という文字を見たら、勝手に左手の薬指と小指が動くようになります。ある程度覚えたら、いつも打つ例文を決めて(下のおまけ参照)、目をつぶって練習するのもかなり効果的!
3.あせらず、正確に
最終目的は、「早く打てるようになる」ことだという人が多いかもしれないけれど、タッチタイプの最大のメリットは、疲れにくくなることだと思う。疲れなければ、ミスも減るし、長く打っていられるようにもなる。正確に打てれば、速度は必ずついてくるので、最初は、速さよりも正確さを重視。ゆっくりでもいいから、正しい指使いを徹底する。自己流のバラバラ・気まぐれだと、ミスタイプも増えて、訂正に時間をとられてしまいます。もったいない。
4.繰り返し、繰り返し
入力の練習に使うのは、Wordでもメモ帳でもいいので、最初はひたすら同じ文章(短くて、暗唱できるくらいのがいい)を繰り返し入力。変換は、また別問題なので、キーを覚えるまでは、変換モードを「無変換」にして練習すると、よけいな気をとられずに済む。
5.楽しむ
できたほうがいいけど、できなくてもいい。気楽に、嫌にならない程度でやめる。でも、できれば毎日にやる。打つ文章も、好きな歌の歌詞とか、好きな人の名前とか、好きな食べ物とかにする。ハッピー、ハッピー、ハッピー! ←これとか、けっこう難しいけど、つづけていれば、スムーズに打てるようになるはず。やっぱり、つづけられないと、なかなか身につかない。
おまけ
<< 例文 >> 文章に意味はないですが、日本語をおもに入力するのであれば、アルファベットとして個別に覚えるより、組み合わせで覚えたほうがいいと思う。ただの「S」ではなく、「サ行のS」ということ。
    • 左手の練習
      • でれでれがばればれでさてさてざわざわふぁっふぁっふぁ
      • DEREDEREGABAREBAREDESATESATEZAWAZAWAFAFFAFFA
    • 右手の練習
      • よーくみようよ、じいこん、じいこん、ほいのにぽいの。
      • YO-KUMIYOUYO,JIIKONN,JIIKONN,HOINONIPOINO.
    • 両手の練習
      • 練習ポイントが、役に立つよ。
      • RENNSHU(SYU)UPOINNTOGA,YAKUNITATUYO.
おまけ2
できたら、10分間とか5分間とか、時間を決めて、成長記録をつけるとやる気が出やすい。でも、速度を気にするのは、あくまでも正確に打てるようになってからです!

果たして、お役に立てるでしょうか……。