北の国から

北海道から、母のいとこのジュンおじさんがたずねてくれて、錦帯橋の見えるお店でいっしょに食事をすることに。
北海道へは、3歳のとき行った(らしい)きり。ジュンちゃんにも、はじめて会う感覚だけど、話し声だけを聞いていると、じいちゃんを思い出して心がうきうきしてしまった。甥っ子になるわけだから、声の質も似たところがある感じだし、あの、独特の北海道なまりが心地よい。ジュンちゃんに言ったら「つい北海道弁がでちゃうんだろな」なんて言っていたけど、んと、それだけじゃなくて、真似のできないあのイントネーションというか、んー、あのまあるい感じが大好きなんだー。
やさしくてお茶目なじいちゃんだった。ひいぼうが生まれたころに、一度、夢に出てきてくれたなあ。
末の妹は、あまり記憶がないといっていた。そうか。そうだろうな。なのに、ジュンちゃんの奥さんに「四姉妹は、あんまり歳が離れてないんだっけ?」と言われて(となり同士で座っていた)、かなりショックを受けてた。だははー。13歳も違うのに。だってぇ、あたしぃ、いま、体内年齢、あなたより、きっと若いしぃー。あはー。まあ、久しぶりにお化粧もしたしね。ノーファンデだけど。それにしても、こんな日には、お化粧でもしましょうかって気になるようになったのも、よい変化だな。

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午前中は、ゆっくり過ごした。
てるおさんが、過去の日記を発見して、読んでもいいかというので、声に出して読んでもらった。暗い。ネガティブ。卑屈。マイナスになっているときに日記を書くことが多かったせいもあるけど、なんて歪んでいるんだ、と思った。笑えるくらい。やれやれ。それじゃ、幸せになんかなれないよ。てるおさんといっしょになってすこしたったころのもの。ユウとトラに出会う前。二人ともかなり荒んでいた時期だったんだな。
「あのころがあるから、今がある」とてるおさんに言われ、「今」にたどり着くために通らなきゃいけない道だったとしたら、あの道を通ってきてよかったとも思えた。
導かれるように、いい方向へ進んでる。導かれるままに、あまり流れに逆らわず、雑念を払って……てゆか、難しいことを考えず、ぽわわんとしてる間に、パラダイスに!!