サプライズ

去年の今日までは、こんな日が来るなんて夢にも思っていなかった。明日は、人生最大のサプライズ記念日。あの日から、変化と驚きと感動の日々。これからも、どんなことが起こっていくのか、母ちゃんは楽しみだよ。
トラ、ユウ、ひいぼう、それからてるおさん。ちよの家族になってくれて、本当にありがとう。人生に無計画なのは変わっていないけど、みんなに導かれるように、最善の方向へ進んでいる気がする。
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最近、お料理がこんなに楽しいと思えるのは、陰陽や因果の法則を知って、体の変化が実感できるのが、なんだか実験みたいで楽しいのと、あとは、男だの女だのというなぜかずっとぬぐいきれなかったこだわりから、するっと抜けられたからのような気もする。
妊娠して、出産して、女でよかったと思った。やっぱり、女にしかできないことがあるし、それは特権であって、譲ることができたとしても、譲りたくないと思った。けっして楽な妊婦生活ではなかったし、出産だって痛いことは痛かった。でも、また産みたいし、もっと育てたい。
そして、産後の2ヶ月間、てるおさんが毎日ごはんを作ってくれて、こんなに幸せなことってないなあと思ったのもある。産後2週目くらいから乳の調子が悪くなって、はじめて食生活が原因であることを知って、乳のため・ちよのため・ひいぼうのためと考えてお料理してくれるてるおさんを見て、なにをこだわっていたんだろうと思った。「料理は女がするもの」なんて、少なくともてるおさんはまったく思っていないって、これまでだって知っていたくせに、「女だからって当たり前に料理すると思うなよ」と、どこか反発心から、あえてやろうとしなかったところがあった。台所に立つ自分に嫌悪感があって……ほんと、なんだったんだろう。
男と女がいて、それぞれにしかできないことがあって、だからこそどちらも必要で、ということが実感としてわかって、かえって男・女を意識しなくなった。よくわからんけど。そんな感じ。


さて、お昼ご飯にしよう。